ペルー文部省帰国留学生協会(APEBEMO)
ペルー文部省帰国留学生協会(APEBEMO)について
ペルー文部省(文部科学省)帰国留学生協会(APEBEMO)は、ペルーと日本の文化的、科学的、技術的な交流を促進するために設立された団体で、日本政府の後援によって日本の教育機関や大学で修士・博士課程を履修、研究を行った経験を持ち、現在各分野で専門職として活躍している会員で構成されています。
APEBEMO設立の経緯
1986年7月に協会の設立構想が生まれ、元文部省奨学金留学生の一部がペルー文部省帰国留学生協会の設立について検討しましたが、実際にAPEBEMO設立の運びとなったのは1996年2月のことでした。
1996年6月11日、第1回運営委員会の開会が宣言され、同日APEBEMO初の会員名簿が配られました。この名簿には、1960年(文部省が初めてペルー人に奨学金を提供した年)から1995年までの文部省奨学金留学生に関する情報が記載されていました。データの収集には苦労しましたが、リマ市の在ペルー日本大使館の支援や、熱心な元留学生の方々の尽力により、作業を終えることができました。
1998年の初めにAPEBEMOはペルー日系人協会(Peruvian Japanese Association)のサーバを使ってホームページを立ち上げました。3年後には、ホームページをリニューアルしました。ホームページはスペイン語版と英語版で提供していますので、ペルー人だけでなく、ラテンアメリカ諸国すべてと世界各地の人々が継続的に閲覧しています(現在はfacebookに移転:https://www.facebook.com/apebemo.apebemo)。
設立当初から現在に至るまで、APEBEMOは会員の自主的な取り組みと交流を通じてさまざまな活動を進めていきました。こうして日本で培った経験や知識を共有することによって、ペルーの発展に貢献するとともに、ペルー・日本間の連携と相互理解を深めたいと考えています。
APEBEMOの目的
- ペルー・日本間の友好関係の維持・強化。
- 日本在住の会員が習得した科学・技術知識をペルー本国に伝え、根付かせることによって、ペルーの知的発展へ寄与すること。
- ペルーの教育機関、および日本の大学での研修や研究活動に関心のある専門家を対象とした、文部科学省奨学金留学生制度の普及と振興。
- 会員間の友好を深めるとともに、APEBEMOの活動への参加と協力を維持・強化するための学術・文化活動の促進。
- 国内外のイベントを通じた、 APEBEMOと趣旨をともにする協会や組織との関係強化。
APEBEMOの活動
APEBEMOは主に次のような活動を行っています。
- 在ペルー日本国大使館の文化部奨学金留学生課と連携した、文部科学省奨学金留学生制度の普及・振興活動の支援。
- 奨学金留学生の申請者と奨学生に対する日本留学及び日本留学中の奨学生に対する持続的な支援の提供。
- 日本文化に関する文化交流活動の実施。
- APEBEMO会員とその友人との夕食会の実施。
- APEBEMO運営委員会による日本大使やペルー日系人協会会長への表敬訪問、および、会合の実施。
こうした活動の大半は、在ペルー日本大使館の協力を得て実施しています。
Contact info
Facebook https://www.facebook.com/apebemo.peru/
Or ask for information at the Culture Department of the Embassy of Japan in Peru