シンガポール留日大学卒業生協会(JUGAS)
シンガポール留日大学卒業生協会(JUGAS)は、日本で高等教育を受けたことがあり、現在シンガポール在住の日系人を除くメンバーのための同窓会組織です。
JUGASは1970年に設立されて以来、日本の大学を卒業した元留学生たちの間を取り持つ役割を果たしてきました。卒業したばかりの若い人々から、多国籍企業やシンガポール企業のCEOや取締役、またはシンガポール政府の上級公務員といった高い社会的地位にある方まで、様々な元留学生が登録しています。また、退職した会員の中にはJUGASの活動に積極的に参加している方もいます。
JUGASは当初、日本の大学で1つ以上の学位を取得した卒業生の同窓会として発足しました。しかし現在は、日本の大学院において一定期間(1学年以上)学んだ経験をもつ日本以外の大学の卒業生、日本の短期大学の卒業生、および日本以外の大学の日本学科(またはそれに相当する学科)の卒業生であっても準会員になることができます。
JUGASは、シンガポール国際同窓会(Alumni International Singapore: AIS)の創立以来の加盟団体でもあります。AISは13の同窓会組織から構成される組織で、その会員は、シンガポールの大学(シンガポール国立大学、南洋工科大学)の卒業生、またはオーストラリア、英国(オックスフォード大学、ケンブリッジ大学を含む)、ドイツ、アイルランド、台湾、フランスなどの海外の大学を卒業して帰国した皆さんです。
JUGASは在シンガポール日本大使館、シンガポール日本商工会議所(JCCI)、シンガポール日本文化協会(JCS)、シンガポール日本人会(JAS)、およびシンガポールの日本人学校や日本人コミュニティと緊密に連携しています。また、ASEAN元日本留学生評議会(ASCOJA)や日本のアスジャ・インターナショナル(ASJA)を通して他のASEAN諸国の同窓会組織とのつながりも深めています。
さらに、会員や一般の人々を対象に、様々な活動を毎年恒例または単発で実施しています。文化的で学術的な、そして社会的かつ教育的な活動によって、JUGASは会員相互の交流を促し、シンガポールと日本の友好親善を深めるにとどまらず、日本の文化や日本語に対するシンガポールの人々の理解を促進しています。